klookのeSIM vs ソフトバンク海外あんしん定額
今回、我が家は子連れでの初めての海外旅行です。
最後に海外旅行に行ったのは、新婚旅行での10年前。。。
その頃とは海外でのネット事情も大きく変わっていて、モバイルWi-Fi以外にもいろんな選択肢があり、何を選べばいいかわからん!という状態でした、、、
そこで今回はklookが提供している香港eSIMとソフトバンクが提供している海外あんしん定額の2つのサービスを比較も兼ねて活用してみました!
eSIMとは
一昔前は、携帯会社を変える際は携帯電話に挿入していたSIMカードを物理的に入れ替えて機種交換をしていました。
最近のスマートフォンでは、このSIMカードが初めから内蔵されており、そこに通信会社の情報をダウンロードして、モバイル通信が出来るようにします。
海外で利用する場合は、旅行先で利用可能な通信業のプロファイルデータを内蔵のSIMにインストールして、旅先でネットを使えるようにします。
このSIMカードには、複数のプロファイルデータを登録する事が可能なようで、頻繁に海外に行く方は1つのスマホで複数の通信業者のデータが入っており、場所や用途によりデータ通信に使うSIMデータを切り替えているようです。

なんか、かっこいいですね!
ソフトバンク海外あんしん定額とは
ソフトバンク海外あんしん定額は、ソフトバンクが提供しているモバイルデータ通信サービスです。
事前に申し込みしておけば、あとは現地到着後に利用開始するだけで煩わしい手続きはほぼなく、いつも通りスマホが使えます。
使用開始タイミングも自分で決められ、使用時間も24時間毎で選べるため、「到着の2日目から使用開始する」といったことも可能です。
比較
ネットの使用感は両者快適です。
両者の料金比較表
ソフトバンク海外あんしん定額 | 24時間3GB 980円×5日=4900円 |
kLookのeSIM | 複数コースあり。(今回の工程5日間で比較します。) ①1日1GB 5日間プラン=314円 ②データ容量無制限5日間プラン=1457 円 |
私たちは、パパがklook②のプランで5日間で1457円、ママがソフトバンクのプランで4900円で利用しました。
差額としては約3400円です!お土産1つ分くらいの差はありますね。
結果、1日1GBでも十分だったなという印象ですので、①にしていたら約4600円の差ですので、KlookのeSIMは設定さえ乗り越えればだいぶお得です。
eSIMは上級者向け?
ネットで海外のモバイル通信サービスを調べると、必ずeSIMについての記事が目につきます。
その中には『eSIMは海外旅行に慣れた人向け』と書かれているものも多く、我が家も少しハードルが高いのかな?と少しビビっておりました。
実際は全然そんなことはなく、設定ガイドも分かりやすく、めちゃくちゃ簡単で初めての利用でも全く悩むこともありませんでした!
klook eSIMの設定
まずは、klookのアプリをダウンロードし、アカウント登録します。
こちらの紹介者コードを使うと500円分のポイントもらえるよ。ボソッ
ULAXB7
今回は香港旅行なので、検索で『香港』と入れるとすぐに『香港4G/5G eSIM』という項目が見つかるのでそちらを選択します。

次にデータ通信量を選びます。
プランはたくさんありますが、どれもかなり安いです。
後述しますが、海外あんしん定額やモバイルWi-Fi借りるより、圧倒的に安いです。


今回、我が家は
5日間データ通信量無制限 1516円
のプランを選択しました。
データ通信量を気にせず、Googleマップやネット検索など使えるのは、気持ちの余裕もでき安心感がありました!が、蓋を開けてみると、5日間で合計5G弱しか使っていませんでした。。。。
正直、Google使うとかネット検索するくらいであれば1日1Gあれば事足りたな、、、
と思ってます。
おそらく、
7日間合計 5GB 743 円 プラン
もしくは
1日1GB 5日間 100円/日
でも全然よかったかもしれません。
希望のプランを選択したら予約手続きへ進みます。
この画面で、クーポンコードなどを持っていたら、割引適応されているか確認しましょう!
新規でユーザー登録した場合やアプリ内の広告を見てみると、結構使えるクーポンコードがあったりしますので
事前に探してから予約に進むことがおすすめです!
その後支払いに進み完了すると、アプリの下部メニューリストの『お出かけ』のところに

このようにeSIMの予約状況が表示されるようになります。

使用期限は6ヶ月以内で、未使用の場合はキャンセルも可能です。
現地に到着後、通信を開始しない限りはカウントは開始されません。
その後、klook のeSIM案内ページ下部に「アクティベーション手順」が画像付きでありますので、その指示に従いながら
アプリ内でアクティベーションを行います。

このアクティベーション作業は、必ず旅行前に国内で済ませておきましょう!Wi-Fi環境が必要になります。
アクティベーションが完了すると、スマホ(うちの場合はiPhone)のモバイル通信の設定画面がこのように変化します。

SIMの欄に「旅行」のSIMが追加されていますね。まだ、アクティベート中のため、「アクティベート中」と表示されています。
まだ、国内なのでこの段階では「モバイルデータ通信」は「主回線(我が家はソフトバンク)」になっています。
「デフォルトの音声回線」も「主回線」になっています。
※ちなみに、音声回線に関してはklookのeSIMもソフトバンク海外あんしん定額もどちらも使用できません!(電話番号を使った通話はできない!)
LINEなどネット回線を使った通話は可能ですので、家族とはぐれた場合の連絡はLINEなどでの音声通話の使用をお勧めします。
SIMの名称は変更も可能です。
我が家はわかりやすいように「香港旅行🇭🇰」と変更しました。
名前の変更は、変更したいSIMの項目を選び、「モバイル通信プランの名称」を「カスタム名称」にすると自由に設定できます。


これで、渡航前の準備はOKです!
次に香港に到着後は「モバイルデータ通信」を新たに追加したeSIM(香港旅行)に切り替えます。
この時、「モバイルデータ通信の切り替えを許可」の項目は「オフ」にしておきましょう。
※これをオンにすると、通信状況に応じて、登録してあるSIMでつながりやすいものに自動的に切り替わるようになってしまいます。

最後に「SIM」の項目で、普段使用している主回線は「オフ」にして、これから使うSIM(香港旅行)はオンにします。
その時、旅行で使うSIMは「データローミング」をオンにしましょう。
少しややこしいですが、まとめると到着後は以下の操作を行います。
- モバイルデータ通信を旅行用SIMに変更
- 旅行用SIMのデータローミングをオン
- 普段使用しているSIMをオフ
ソフトバンク海外あんしん定額の設定
続いて、こちらはソフトバンク海外あんしん定額の設定方法のご紹介です。
海外旅行に行く前にソフトバンクの専用サイトから申し込みをしておきます。
(https://www.softbank.jp/mobile/service/global/overseas/anshin-flat-rate/)
現地に到着したら、ソフトバンクからSMSが届きます。
そこからサイトにアクセスし、利用コース(日数)を選択して申し込みます。
設定はこれだけです!
1日3GBを980円で利用可能です。
設定がものすごく簡単!!普段使用しているキャリアが提供しているデータ通信なので安心感もあります。
また、1日3GBもありますので、データ量も十分です。
がしかし、、、
やはり5日丸々使用すると、4900円とeSIMに比べるとかなりお高いではあります。
正直、1日3GBも使わないんじゃないかと思います。。。
ものすごく簡単ですが、より安く使用したい方はeSIMの方が圧倒的に安いではあります。
ネットの使用感
ネットの使用感はklookもソフトバンク海外あんしん定額もほとんど差はなく、日本で使用している時と同様の使用感で利用できました。
仕事の都合上、ノートPCを持って行ったのですが、テザリングで書類データの送信などもサクサクでした。
街中のフリーWi-Fiについて
カフェや空港、至る所にWi-Fiは設置されていましたが、一切活用しませんでした。
というのも、香港に限ったことではないですが、FreeWi-Fiはセキュリティ上の問題があり、データの抜き取り被害などがしばしば報告があるようです。
市中観光をする際は、知らぬまにWi-Fiに接続されないようにWi-Fi設定をオフにして過ごしていました。
市内でのFreeWi-Fiを活用するのであればVPNサービスなどを利用してセキュリティを向上させておいたほうが良いかと思います。
まとめ
今回はklookとソフトバンク海外あんしん定額を実際に比較して感じたことをまとめてみました。
- 両者ともにネットの使用感は変わらず。
- 設定の簡単さはソフトバンク海外あんしん定額。
- 料金はeSIMの方が断然安い。
- eSIMの設定も、実際はかなり簡単。
- データ量は1日1GBもあれば不自由なし。
はじめeSIMは「旅慣れた人向け」と聞いていたので、少しビビっていましたが、とても簡単で
これでこんなにお得なのであれば、次回以降もeSIMにトライしようかなと考えています。
もし、うまくeSIMが設定できず現地で使用できない!!となっても、予防線として海外あんしん定額はどのタイミングからでも開始できるので、まずはeSIMを設定してみるのもいいかと思います。
Klookの場合は、データ通信を開始していなければ無料でキャンセルできます。
これから海外旅行に出かける際、eSIMなどを考えている方の参考になれば幸いです。